自分が家族に愛されていたことに気づけていなかった話

両親はわたしが小学生の時に離婚した。

母が浮気したので、親権は父が取った。

それから父方の祖父母と父と妹と暮らしてきた。

片親しかいないわたしなんて普通じゃない、不幸だと思って大人になるまで生きてきた。

いろいろと我慢して生きてきたと思う。

でも、似たような家庭環境なのにわたしよりひどい環境で育ってきた人たちがいることを知った。

わたしなんか全然不幸でもなんでもなかった。

むしろとてつもなく愛されていたと思う。

親と何年も口きいていない人とかあまり面倒見てもらえなかった人とかいろんな人の話を聞いた。

話を聞いたときはかわいそうと思ったし、涙を流してしまった。

わたしの不幸だという思い込みがバカみたいだと、ちゃんと家族に愛されていたんだと気づいた。

今までちゃんと本音を親にぶつけたことがなかった。

だから、いきなり全部話すのは難しいけど、本音を話すことにした。

もう自分は一人の大人なんだ。

親と大人として対等に話せる年齢なんだ。

自分のやりたいことを話せたら一番良いことだけど、分かってくれるのかなと不安が大きいからまだ話すのは難しい。

自分の生きたい人生を送るためにできることから始めよう。